骨折の慰謝料

交通事故における骨折の慰謝料の相場について

交通事故に遭ってしまった場合、その怪我の程度により慰藉料の金額は変わります。基本的には治療費の全額及びこれに付帯する交通費、休業補償などが支払われることはもとより、万が一後遺症が残ってしまった場合の補償についても規定されています。しかしこの基準には様々なものがあり、一般的に保険会社が基準とするものと、弁護士が基準とするものとでは金額に大きな隔たりがあるほか、その認定基準にも大きな相違があります。その為、慰謝料の金額はなかなか双方納得することは少ないものです。

たとえば交通事故で骨折してしまった場合、その治療費については当然ですが相手方の負担となります。しかし相手方の保険会社によっては通院の上限が定められており、それ以上の医療費がかかった場合であってもそれは過剰な治療と見なされ支払われないケースもあります。したがって、治療の際には医師の診断書をきちんと準備するほか、診療記録なども残しておく必要があります。なぜそのような事をしなければいけないのかというと、交通事故による怪我の際に保険会社が使用する慰謝料の基準と、弁護士などが使用する慰謝料の基準ではその症状の認定及び基準が大きく異なるからです。例えば骨折の場合には、体に変形が生じたとみなし、専門的には13等級程度の怪我であると認定されることが多いものですが、その場合でも保険会社が使用する自賠責基準と言われるものでは57万円、対して弁護士が使用する裁判所基準では180万円と3倍以上の開きがあるのです。実際にはこの13等級という認定に関しても解釈の違いが生じることは多く、傾向として保険会社は怪我の程度を軽く見積もる傾向が有ります。その為、保険会社からみた相場と、弁護士から見た相場が大きく異なるということになります。通常はこのような事を被害者は知るはずもないので、保険会社から自賠責基準でこの金額ですと言われてしまえば、これを受け入れてしまうのが一般的です。しかし実際には3倍以上の金額を受け取ることも出来るのです。

交通事故の慰謝料は決して被害者の報酬ではなく、被害に遭って身体的にも精神的にも損害を受けたことに対する補償です。その為、本来は最大限支払われなければいけないものです。しかし、現実的にはさまざまな基準に基づき様々な解釈がされてしまいます。その為、交通事故で骨折などをした場合には納得できない慰謝料の金額には妥協せず、交通事故の専門知識を有す弁護士を付けるなどして交渉を行うことが大切です。”